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とか宣言した方が世の為人の為ではなかろうか。
お知らせです
- リンクの「うらっかし風船(絵板)」は当ブログの交流絵板です。
- 皆さん自由にお絵かき・コメントしていってください。もれなく管理人が泣いて喜びます。
- 「うらっかし」とは「裏側」の意です。
- 版権要素を含む管理人の作品が掲載されたりしますあしからず。
- 当然絵板も海賊行為、誹謗中傷それに準する行為はお断りです。
皆さん気軽にお絵かきお喋りしていって下さいね~!
「あの質問はずるいだろう」
「は。ずるい?」
「刀握りたくはないか、と言うんだろう」
「その通り。今一度人を斬りたいですか、と」
目の前の男の気配が変わる。
懐かしい空気に、理解する。
・・・・・ああ。この男は侍なのだ。
戦場でしか息のできない哀れな生き物。
「武士なら。取りたいとしか言えん」
にやりと笑ってやった。
「さぁ。そっちも答えな」
未だにこにこと笑って、一口お茶を啜る。
「さてさて。何処から始めますかねぇ」
外を子供等が駆けて行く。
けたけたと笑う声と、犬の吠え声が通り過ぎた。
「まぁ、簡単に言えば商人に雇われる用心棒を」
・・・・何を言うかと思えば。
このご時世、刀を提げるのもままならぬのに、どうやら随分と危ない橋を渡るつもりだ。この男。
「公では無い訳か」
勤めて冗談の様に。
男は態とらしく目を見張り、
「まさか。素手で行う用心棒なら問題無いでげしょー?」
どさり。
隣に人が座って来た。棒天振でもしていそうな風体だ、と思ってから、自分と大差無い格好だと気付く。
店の者が小走りに寄って来て、注文を取る。
といっても、この店は茶か団子程度しか無いようだったが。
去って行く店の者を見送って、眼前に思考を戻す。
男は顔に貼り付けた笑みを深くして、微妙に節の付いた言葉を吐いた。
「まぁ、その気になったら西の街の外れ、赤い扉を開いてごらんさい、とね」
すみませんちょっと放置気味になっておりました;;
これじゃブログの意味有るんだか無いんだか・・・((無いだろう
何でって昨日学校でテストだったもので。学生さんは辛いのであります。
とか言ったら放置の理由が正当っぽくないですか。どうですか。
テストも終って本日は部活行って参りました。
私は運動部では無いのですが・・・きっっつ。
文化部でこんなに疲れるってどうだろう!絵、描いてるだけなのに!
自分の体力の無さが笑えます。最早泣くまい。
あ。「宴」アップしますね。
誰 も 待 っ て や し な い で し ょ う が 。
「宴」((略しちゃったよ)の壱と弐のフォントサイズが違っちゃいました;;
申し訳ないです・・何分どれもコレも初めて作業なんで大目に見てやって下さい・・
これからは弐の方に統一されると思います。
「で」
何故、俺に声を?
廃れた茶屋で、軋む縁台に腰掛ける。
看板は廃れていても、出されたお茶は中々だった。
「闇色の長髪に海色の瞳の美人さん」
にこにこ笑いながら、人の顔をジロジロと。
「知ってやすよ。あんた、縷火(るふ)さんでげしょ」
「そういうあんたは」
「火濫(からん)と言いやす」
胸に去来したのは、悲しみと怒りと一抹の喜び。
まだその名を覚えている人間がいたとは。
「・・・人違いでしたかね?」
俺の沈黙を、否定と見たのか、片眉を上げて首を傾げる。
顔には笑み。にこにこにこにこと。
「その名は使ってない。今は天空(そら)だ」
「さようで」
気に喰わない気に喰わない。
縷火と、その名を呼ばれた。
もう昔の記憶。
唯一の人。
眉を寄せて男の顔を見やる。
黒よりは茶に近い肩までの髪に、瞳は光の加減で金にも光った。
全体的に色の薄い男だ。
「では改めて天空殿。今一度刀、握りたくはありやせんか?」
にこにこにこにこ。
ここまで来ると、最早無表情と変わらない。何を考えているのか読めない。
「・・・何を考えている」
致し方ないので、直接本人に聴いてみる。
「先に質問の答えが欲しいですなぁ」
まるで劇中の台詞の様な声が返って来た。